こんにちは。
昨日6月20日(土)は私(マスター)のみで網張ビジターセンターの
イベント「初夏の千沼ヶ原の魅力」に参加してきました。
ペンションから車で約20分くらいのところにある平ヶ倉登山口の8番待機所に
朝6時30分に集合。2チームに分かれて千沼ヶ原まで片道約5kmの行程。
途中には平ヶ倉沼という人工の沼もありました。
休憩を何度か挟みながら約4時間ほどで千沼ヶ原へ。
その時に出会った植物のいくつかを。
(写真はクリックで拡大できます)
1)平ヶ倉(千沼ヶ原)登山口。ここで既に標高約530m。千沼ヶ原が標高約1330m
なので標高差約800m。
2)ギンリョウソウ(銀竜草)別名ユウレイタケ。
初めて見ました!(というか大体初めて見るものが多いですが)
光合成を行わないんだそうです。不思議な花ですね。
3)平ヶ倉沼と平ヶ倉山。ここまで約1時間くらいだったかと。
割と大きい沼。コイも泳いでいました。
1)ミゾホウズキ(溝酸漿)。
2)パークボランティアの方に聞いたはずですが忘れてしまいました・・・。
3)大きな根っこが大きな岩をつかんでいる感じで迫力満点。
4)ズダヤクシュ(喘息薬種)。富山、長野、福井では喘息の咳止薬として
用いられてきたので、この名前がついたそうです。
5)マイマイの仲間。
6)オオバキスミレ(大葉黄菫)。
7)イワカガミ(岩鏡)。
8)サンカヨウ(山荷葉)。
平ヶ倉沼を抜けてからはやや道中がハードになってきました。
それでも午前中は天気が持ったのでよかった~
1)雪渓もところどころ残っており、パークボランティアの方が事前にロープを
渡してくださっており、そこ伝いで。滑りました・・・。
2)ツバメオモト(燕万年青)。
3)ショウジョウバカマ(猩々袴)。
4)オオバキスミレの群落。
5)シラネアオイ(白根葵)。
6)ミヤマスミレ(深山菫)だそうです。
*網張ビジターセンターさんに改めて教えて頂きました。(タチツボスミレと以前は
記載していました)
7)ツマトリソウ(褄取草)。和名の由来は、花弁の先端にしばしば淡い紅色の縁が
あり、その色の入り方が鎧の威色目の一つである褄取りに似ているため、とのこと。
8)ギョウジャニンニク(行者大蒜)。
9)三ツ石山が見えます。
10)岩手山は残念ながら厚い雲に覆われていましたが鞍掛山はかろうじて。
先程通過した平ヶ倉沼も緑に輝いています。そしてペンション村も小さくですが
見えたので、逆にペンション村からも我々の姿は望遠鏡など使えば見えたかも・・・。
1)もうすぐ千沼ヶ原。乳頭山(烏帽子岳)も間近に見えます。
今度は滝ノ上登山口から乳頭山にも登りたい。
2)アカモノ(赤物)。別名イワハゼ(岩黄櫨)。
3)ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)。和名の由来は、花の様子が仏像が身につけている
装身具(瓔珞・ようらく)に似ていること、葉の裏が白いことから付けられたそう。
4)イワイチョウ(岩銀杏)。
5)確かヒナザクラ(雛桜)。多雪地の亜高山帯の湿原、雪田草原などで生育する
そうです。これは千沼ヶ原近くの登山道にありました。
6)ハクサンチドリ(白山千鳥)。和名は白山(石川県)に多いこと、花の付き方が
千鳥の飛ぶ姿に似ていることから名づけられたとのこと。
珍しい白いハクサンチドリと赤紫のそれ。
7)ちょっと大きめのハクサンチドリ。
出発して約4時間。ようやく千沼ヶ原に到着しました~!
ここでも素晴らしい花や生き物、景色と出会いました。
1)千沼ヶ原入口。初めて来ました!感動!!
2)ヒナザクラの群落。パークボランティアの方によると八幡平も素晴らしい景観に
なるそうです。
3)チングルマ(稚児車)。昨年は出会えなかった花なので嬉しい~!
4)チングルマとヒメシャクナゲ(姫石楠花)。なかなか可愛らしいですな~
5)木道がきっちり整備されていますので歩きやすい。右手前が笊森山(ざるもりやま)。
奥に見えるのが秋田駒ヶ岳。
6)ミツガシワ(三槲)。
7)イモリ(アカハラ)も多数発見!モリアオガエルの卵やオタマジャクシも
食べちゃうそうです。
8)三角山(みかどやま)と池塘(ちとう)。
9)ムシトリスミレ(虫取菫)。食中植物の一種でありスミレではないそうです。
葉の表面の天辺が粘液の球を付けた細かい腺毛で覆われ、粘りつけられ
動けなくなった虫を消化吸収するそうです。
10)この景色を見ながら、参加した皆で木道に座ってランチをしました。
時刻は確か11時20分頃。
だんだんと雲が多くなってきたので、やや予定を繰り上げて下山。
11)ご存じミズバショウ(水芭蕉)。高地なのでこの時期に咲いていました。
12)ワタスゲ(綿菅)。
13)下山途中、岩手山が少しは見えるかと期待されましたが・・・。
14)その期待も裏切られ、大雨と雷の中を休憩無しで急いで下山・・・(泣)。
11時45分頃千沼ヶ原を出発し、登山口に到着したのは確か14時20分頃。
バケツをひっくり返したような土砂降りと激しい雷が鳴る中を何度か足を滑らせながら
何とか下山。
下山途中、ブナの原生林では大雨の水がブナの幹を静かな滝のように
伝わって根元に落ちている様子(「樹幹流」と言うそうです by網張VCさん)
をパークボランティアの方に教えてもらい、
大雨でしか見ることができない貴重な自然現象にも出会えました。
(他の木の幹はただ濡れているだけ。ブナの木は葉が幹にも向いているそうで、
その葉に落ちた雨が幹を伝って落ちるのだそう。教えてもらわないとわからない
ことですね~)
初めての千沼ヶ原、後半は悪天候になりましたがこれもまたいい思い出となりました。
ブログにはアップできないような珍しい植物や生き物を撮影しながら、
そしてそれらにまつわるマメ知識も教えて頂きながら
(全部は覚えておらずで恐縮ですが・・・)、またまたまた網張ビジターセンターの
イベントにて大自然に触れることができ、また一つ良き経験となりました。
これから宿泊されるお客様方々にも是非引き続きご案内したい!
とりあえず今日は筋肉痛~
●最近の出会い
私、ようやくモリアオガエルに出会うことができました!
現在は農家さんのお手伝いとして平日毎日草刈りを行っているのですが、
田んぼを泳ぐアマガエルよりもちょっと大きめのミドリのカエルを発見!
珍しいものではないかもしれませんが、私にとっては感動モノ!!
童心にカエルわ~(嬉)!
1)2)モリアオガエル~!かわいいね。
3)モリアオガエルの卵
4)スズメ、カラスではありません。ツバメが集まっていました。
5)少し大きめのノウサギ。こちらはペンション村内にて。
●最近の親バカ日誌
天乃も9ヶ月を過ぎ、より動きが激しく、表情豊かにそして大食いに
なってきた気がします(笑)。これからの時期に向けてぷうもサマーカットを敢行!
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